ごあいさつ
水素吸入
私たちの生命エネルギーはどのようにしてできているのでしょうか?
食物の炭水化物が分解されてブドウ糖になって細胞に入ります。
ブドウ糖は解糖系の反応でピルビン酸となり、更にアセチルCoAになります。
アセチルCoAはミトコンドリアに移動して、クエン酸サイクルに入ります。
クエン酸サイクルでは水素が取り出されます。
水素は電子伝達系に入って生命エネルギーの通貨であるATPが作られます。
つまり、私たちの身体は食物から水素を取り出してエネルギーにしています。
メカニズムは違いますが太陽エネルギーも水素から作られていますので、私たちにとって水素こそがエネルギー源であるわけです。
上記の反応にはもうひとつ大事な元素である酸素が必要です。
反応の過程で酸素の一部は反応性の高い活性酸素になります。
活性酸素にはスーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素、一重項酸素があります。
特に有害なのがヒドロキシラジカルで、身体のタンパク質、脂質、遺伝子を酸化させて壊します。
その結果、動脈硬化、糖尿病、高血圧症、癌などの病気を引き起こします。
ヒドロキシラジカルは水素と反応すると安全な水に変化します。
つまり、水素には身体を酸化から守り、動脈硬化や癌などの病気の発生を防ぐ作用があります。
水素投与によって病気の発生を防ごうという研究は2007年頃に始まり、現在までに多くのエビデンスが示されています。
きわめて有用な水素ですが、残念ながら空気中にはほとんど存在していません。
一部の腸内細菌が水素を産生しますが、病気を防ぐには不十分だと言えます。
水素は元素記号1番の一番小さな原子ですので、水素投与すると水素は身体の隅々まで行きわたります。
余分な水素は皮膚や髪から外に出ていきますので、過剰による害もありません。
以下、水素投与の効果と想定されるリスクについてご説明します。
<水素の効果>
- 動脈硬化
- 脂質異常
- 糖尿病、メタボ
- リウマチなどの関節炎
- パーキンソン病
- 睡眠の質
- 頭痛
- 疲労倦怠感
- 美肌効果
- 眼精疲労、飛蚊症
- 認知症
<有害な反応>
これまで重篤な有害事象は報告されていませんが、以下のような軽微な反応は起こり得ます。
- 気分不良
- 嘔気嘔吐
- 眠気