ごあいさつ

プラセンタ

プラセンタにはいろいろな製品がありますが、当院では注射薬「ラエンネック」を使用しています。

ラエンネックは久留米大学の稗田憲太郎教授によって創製され、1959年に医薬品の許可を得た注射薬です。

60年あまり使用されていますが、重篤な副作用を起こした事例がありません。

この歴史が安全性の高さを物語っていると考え、当院ではラエンネックだけを使用しています。

 

ラエンネックの効く疾患は多彩で、あらゆる疾患に効果があると考えてよいでしょう。

慢性肝炎、頭痛、口内炎、食欲不振、痩せ、フレイル、関節痛、肩こり、筋肉痛、関節リウマチ、神経痛、更年期障害、皮膚炎、乾燥肌、しみ、脱毛、白髪、うつ、不眠症、不安症、性欲低下、前立腺肥大、視力低下、眼精疲労、耳鳴り、花粉症、めまい、味覚低下、嗅覚低下などに有効です。

一般的な薬は効く疾患が限られていますが、ラエンネックはその人が困っているところに効くという効果があります。

このようなラエンネックの多様な効果は、脳を介しての作用があるからだと言われています。

 

<投与法>

基本的には週2回程度、1回1アンプルを皮下注射します。

ちょっと痛いです。

毎日打つことも可能ですし、1回2アンプル打つこともできます。

投与数が少ないと効果を実感しにくいでしょう。

 

<有害事象>

ラエンネックは副作用が非常に少ない薬です。

注射部位の発赤や腫れ、痒み、腕の重み、吐き気が起こることがあります。

吉田クリニック院長 吉田健太郎先生の報告によると、通算50万回の投与で重篤な副作用が起こったことは一度もないそうです。

原理的には感染症のリスクはゼロではありません。

ラエンネックは人間の胎盤を原料として作られた生物製剤です。

細菌、ウイルス、プリオンなどの既知の病原体は排除されていますが、未知の病原体についてはこの限りではありません。

そのためラエンネック開始後は献血ができません。

当院では妊娠中の方、妊娠予定の方には投与しないようにしています。